「女子中学生2人、誘拐される事件」埼玉新聞より 「危険な書き込みチェック、ネットトラブル注意報配信」埼玉新聞より 最近、SNSを通じて女子小中高生が誘拐されたり、家出をそそのかされたりという犯罪が多発しています。
以下に、おもだった犯罪被害をあげてみます。 ※日付は新聞に掲載された日
①11/24 大阪の小6女児、栃木県小山市で保護 35歳の男、未成年者誘拐容疑で逮捕
②11/27 兵庫県と埼玉県の女子中学生、埼玉県本庄市で保護 37歳の男、未成年者誘拐容疑で逮捕
③11/30 愛知県豊橋市の女子中学生、東京都八王子市で保護 43歳の男、未成年者誘拐容疑で逮捕
④12/3 北海道の女子高生、北海道札幌市で保護 20歳の男、未成年者誘拐容疑で逮捕 まだ、他にもあるかもしれませんが、わかる範囲で、最近の2週間、これだけの数の犯罪被害がありました。これは本当に、重大事態です。
子供たちは、
インターネットの利用の仕方や判断力が、まだまだ未熟であり、ネットの莫大な情報から自分で危険を回避する力も不十分です。
それどころか、我々には理解できませんが、
SNS上のやりとりだけで『この人は大丈夫』と信じてしまう傾向にあります。学校では、これら
の事態を重大に受け止め、年一回の非行防止教室の中での指導や、このHPの中で「ネットトラブル注意報」を不定期に出させていただいたり、
何より、日々の学級指導の中で、スマホを所有することの危険性について、子供たちへ具体的な指導をさせていただいています。
しかし、それと同時に、いや、それ以上に一番大切なのは、ご家庭の保護者の方々のご指導だと思います。
親としては、それだけ、ある意味
危険なものを子供に持たせるということは、そこに重い責任が伴うと思います。子供によっては、上記の事件ほどではありませんが、SNSに友
人の悪口を書き込んで、何度も、トラブルの原因を作っている
(スマホを、ただの悪口の道具にしている。人を傷つける道具にしている。)生徒
もいると聞きます。こんなことをしていて、果たして、高い通信料を払って、持たせる意味が、どれだけあるのでしょうか。
信頼できるアンケート
の結果から、スマホを長時間使用している生徒は、学力も向上しないというデータがあります。また、あの、ラグビーW杯で優勝した南アフリカ
代表は、大会期間中監督の指示で、優勝という目標達成のために、選手が全員、SNSの使用をすべて絶ち切ったそうです。学校としても、身体と心、
頭を鍛えなければいけない大切なこの時期に、判断力や危険回避能力が未熟な子供たちに、スマホや携帯を持たせることは推奨していません。 それでも、持たせる場合、親として
、①自分の子がスマホを正しく使用できる善、悪の判断力や危険回避能力等、重要な力があるか。
※子供は、「大丈夫。」というかもしれません。でもそれを、無条件に、頭から信じることは本当に子供を守り、信じることにはなりません。
子供は時には、自分に都合のいい嘘もつきます。その嘘を見破り、正しい道に引き戻してやるのも、大切な親(大人)の仕事だと思います。
②持たせている以上、使用のための約束事はあるか。
③フィルタリングはしているか。など、冷静に、客観的に判断し、対応する必要があると思います。とにかく、
保護者の方々が、子供のスマホ所有、
及び使用の重大な管理責任を持っていることは間違いありません。くれぐれも、安易に、持たせっぱなしにならないように、気をつけていただければ
幸いです。学校としても、情報提供や、その指導に関して、協力できる部分は協力していきたいと思います。どうか、お子さんの、健全育成、安全
のためですので、ご理解いただければと思います。
※こちらを参考に、子供達への指導を宜しくお願いします。⇒
深谷市安心ふっかネット 家庭の安心ふっかネット 埼玉県ネットトラブル注意報(バックナンバー) 県教育委員会生徒指導課「インターネットセキュリティー講座」※上記「講座」の見方 ①クリックすると県教育委員会生徒指導課のキャビネットにアクセスします。
②2段あるキャビネットの下のキャビネットを選びます。
③インターネットセキュリティー→教材→県警教材を選択すると、1.~5.の講座(動画)を見ることができます。