作詞 萩原昌好 作曲 西原匡紀1 紫匂う 埼玉の 深谷の郷の 学び舎に 地味豊饒の 栄え享けて 若人我等 励むなり 高く心を 持てよと ああ上柴 上柴中学校
2 秩父赤城を 見はるかす 広陵緑野の 地平線 ここ武蔵野の まさなかに 建てん 真理の碑を 広く心を 究めよと (おお朋だちよ) まずもろともに 輝く宇宙の微塵となりて 無方の空へ 散らばろう
3 現在 生命の一瞬に みなぎる意志と 力あり 研鑽尽きせぬ 道程を 三年に托す 友と我れ 深く心を 求めよと ああ上柴 上柴中学校
10月20日(日)、日本ラグビー、悲願であったラグビーW杯ベスト8を達成した日本代表が史上初の南アフリカとの準々決勝に臨んだ。結果は3対26、日本代表は前半こそ3対5と国の代表である誇りと責任を胸に日本のために南アに食らいついたが、後半はさらに、2トライを含む3PGの計21点を加えられ、力尽きた。これで、日本代表のW杯は終わり、この大会のために集められた31名の日本代表は解散となった。彼らが負けたこと以上に、これで終わってしまうという寂しさがそこにはあった。(もちろん、W杯はここからが一番おもしろいのだが…。)本当に、この一ヶ月間、彼らのおかげでワクワク、ドキドキさせてもらい、元気と勇気、感動をもらった。そして、ラグビーから(日本代表から)、学ぶべきものをたくさんもらった。ここでそれらを振り返ってみたいと思う。
初戦のロシア戦は、代表が緊張でガチガチだったのがよくわかった。多くの日本人の期待と「勝って当たり前」という力の差が、かえって大きなプレッシャーとなり、いつもの日本代表とは別人だった。それでも、最後には意地と誇りを胸に4トライ以上のボーナス点を取った。そして、2戦目のアイルランド戦、この国は直近の4年間、あのAll Blacksに二度勝っている、過去34年間で9戦、一度も勝ったことのない強豪。案の定、最初、簡単に1トライを取られ、追いかける展開になった。ただ、彼らは倒れても、何度倒されても立ち上がるメンタルとフィジカルの強さを見せた。それは、この4年間、もう二度とやりたくないというほどの厳しい練習から身につけたもの。ヘッドコーチのジェイミーは試合前に、「誰も勝つと思っていないし、誰も接戦になるとも思っていない。でも、誰も僕らが、どんなハードワークをこなし、どれだけのものを犠牲にしてきたか分からない。(勝利を)信じているのは、自分たちだけ。やるべきことは分かっている。(自分たちを信じて、戦おう。)」と言って、チームを鼓舞した。奇跡的な勝利の後、キャプテンのリーチは勝因を「勝ちたいという気持ちと勝てるという自信があったから」と言い、あるラグビー解説者は「彼らは1割の勝利という喜びのために、たくさんのものを犠牲にし、9割のきつく、辛く、苦しい思いをしてきた。」と言った。これは、「目標を立て準備して、労を惜しまず、必死に努力すれば、夢は達成できる。」という、私たちへのメッセージだと思う。