12/13(金)の朝、人権集会が開かれました。始めに、各学年代表による人権作文の発表がありました。
人権作文は1年2組の松島さん「となりのヒーロー」、2年4組の杉山さん「性差別について」、3年3組の福島君「兄ちゃんからのメッセージ」以上でした。
どの作文も、高い人権感覚にのっとり、当事者意識をもって、自らの問題として、振り返りながら、我々に、生きる姿勢を考えさせる素晴らしい作文でした。
その後、各クラスの『ONE TEAM宣言』の発表がありました。この後のトピックで、全クラスのものを紹介をしますので、楽しみにしてください。
どのクラスの『ONE TEAM宣言』も、甲乙つけがたいもので、生徒達の温かい思いやりが感じられる者でした。
次に、校長先生から、先日の「中学生の主張」で学校代表で発表した3年5組の関口さんの紹介があり、その発表が全校生徒の前でありました。関口さんは、
先日の文化会館での発表同様、全校生徒の前で、堂々とした発表をしてくれました。
最後に、校長先生からは、「今回の人権週間で、生徒のみんなは、人権尊重の大切さを、改めて、『気づき、考えました。』次は『行動すること。』です。
人権作文や、みんなで考えた『ONE TEAM宣言』が『絵に描いた餅』にならないように、実際に、行動してください。」という話がありました。
そして、自分の人生をかけて、アフガンやパキスタンで人道支援に尽くし、先日、非業の最期を遂げた医師、中村哲先生の話がありました。
先生は、生前、インタビューで、一番好きな言葉を書いてくださいと問われると、「以一言、生涯守るべきことありや それ恕(じょ)ならんか」と書いたそうです。
これは、「一生実行するに値する一言は何か」、という問いに、師が『恕(思いやり)だろうね』と答える論語の一節を書いています。
まさに、中村先生の生き方です。先生は干ばつと内戦で荒れた土地に綠を取り戻すため、医師でありながら、自ら、かんがい事業に従事しました。
時折帰国した時の先生の手は、日焼けして力強く、温かかったそうです。