アジアで初めて、ここ日本で、世界三大スポーツイベントであるラグビーW杯(夏季オリンピックも来年、日本で行われます…)
が開かれることにちなんで、ラグビーというスポーツがいかに素晴らしいスポーツか、教育的価値の高いスポーツかを、これから、
何回かに分けて、紹介したいと思います。
1回目は、ラグビーというスポーツの精神性の高さを紹介します。ラグビーは、激しく体をぶつけ合うスポーツです。だからこそ、
その精神性を大切にしてきました。ラグビーには、その精神、基本原則を示した『ラグビー憲章』というものがあります。その中で、
次の5つの言葉が大切に、語り継がれてきました。
それは、
「品位(intengrity)」「情熱(passion)」「結束(solidarity)」「規律(discipline)」「尊重(respect)」
の5つです。この5つの言葉は、非常に教育的で、子供に身につけさせたい心の姿勢だと、私は思います。
自らを律し、すべての人に敬意をもって接すること。その崇高なる理念をフィールド内外で実践しようとする姿勢こそ、ラグビーが
単なるスポーツにとどまらず哲学や美学ともいわれる所以です。ラグビーは自らの生き方そのもの、まさに、「RUGBY IS ALL.」と
いうのが、ラグビーに関わったものすべての合言葉であると言っても過言ではありません。
このような精神性の高さから、有名な「NO SIDE」という言葉や、「One for all,all for one.」という言葉がラグビーでは、よく使わ
れます。これらの言葉については、次回で詳しく説明したいと思います。